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《ジェイド×サフィール←ピオニー》
ジェイドとサフィールの両思い、ピオニーがサフィールに片思い状態です。
《ジェイド視点》
「貴方は一体何をしているんですか?」
にこ、と微笑んで問いかける。
ここはディスト、もといサフィールの収容されている牢獄だ。少しサフィールの様子を見に来ただけだというのに。何故この馬鹿、もとい陛下がここにいるのか。
陛下はサフィールをひたすらからかっているようだ。サフィールの目が半泣き状態、うっすらと殺意が芽生えてくる。
「何ってサフィールで遊んでるんだけど」
「秘奥義を受けたくないのなら今すぐ常務に戻りなさい」
サフィールがピオニーに遊ばれていたということで私のOVLゲージは満たされ、いつでも秘奥義発動OKだ。
「ジェイドォ……っ! 助けてくださいっ! 今すぐこの馬鹿陛下を私の視界から消してくださいっ!」
サフィールが半泣き状態のまま鉄格子から手を伸ばして助けを求める。
「んだよー、普通に遊んでただけじゃねぇか」
へらへらと笑いながらピオニーはサフィールの手を掴み軽くキスをした。その気持ち悪さに鳥肌が立つ。
サフィールなんて気持ち悪すぎて失神寸前だった。
「ピオニー!!」
つい、ファーストネームを呼んだ(というより叫んだ)。
その声にビクッ、とピオニーが反応した。
「何だよー」
「サフィールに何をしました? 返答次第では殺しますが」
「……常務に戻る」
「そうしてください」
逃げるようにピオニーが階段を上っていく。それを見送り、サフィールを見た。
「ジェイドォ~……」
牢屋の中で私を潤んだ目で見つめる。思わず溜息をついた。
とりあえず先程陛下から頂いた(盗んだわけじゃありませんよ)鍵で牢屋に入る。
「はぁ……貴方はあの馬鹿に何をされたんですか?」
手を伸ばして銀糸をくしゃくしゃと撫で、安心させてから問いかける。
わ、と小さく声を漏らして口を開いた。
「えっと……その、『猫耳つけろー』だとか『M字開脚しろー』だとか『大好きだ』とか……」
次第にサフィールの顔が真っ赤に染まっていき、涙が零れる。
「サフィール……大丈夫ですよ、あの馬鹿は私が殺りますから……ね?」
にこ、と微笑んで涙の筋を舐め取る。そして口紅をつけていない薄く紅い唇に口付けた。
先程の問題発言を甘い行動で隠しているというのは秘密だ。
「ジェイド……」
「全く、サフィールは私の玩具なのにそれを奪おうとは大した根性ですね」
くす、と笑いまた口付ける。
「ふ……っぁ」
一度口を離すとサフィールの声が漏れた。
その緩く開いた口に容赦なく舌を滑り込ませ、絡める。
「んぅっ……やぁっ、ジェイッ……ドッ……っは」
聞きなれた、でもその声はとても―――そそる。
「サフィール」
「なっ……んですかっ……ジェイド……って、ひゃぁっ」
サフィールの服の中に手を入れた。それだけでこんなに感じるとは。
まぁ久しぶりだったから仕方が無いといえば仕方が無いか。
「久しぶりですし、良いでしょう?」
とりあえずベッドに押し倒した。
服を次々と脱がしていき、上半身をさらす。
「ちょっ……ジェイド、恥ずかしい……っ」
「今更何を言っているんですか」
胸に二つ並んだ突起の片方を手で軽く弄る。
「ひゃっ」
当たり前といわんばかりに情けない声が聞こえた。思わず笑いそうになる。
それからそこを弄るたびに「ひっ」や「ふぁっ」などと言った声が漏れる。
「全く……相も変わらず、貴方は面白い」
手をサフィールの下半身へとすべらせた。ズボンを下ろし、その白く華奢な身体を全てさらす。
「やっ……」
「綺麗ですよ? サフィール」
前にある長いモノを軽く手で擦る。
「っやぁ、あっん!」
身体をビクリ、と振るわせた。
「っあ―――――――――!!!!!」
まさか。何だか嫌な予感がする、そしてこの声は―――陛下?
「お、っ前何してんだよ! サフィールに!」
「……何してんだよはこっちの台詞ですよ。へーいか?」
案の定。ピオニーだった。
とりあえずサフィールに服を着せる。
「毎度毎度、よく邪魔してくれますねぇ? 陛下」
「ジェイドッ」
「え、ちょ、何? えぇ? もしかしてジェイドすっげぇ怒ってる?」
「言うまでもなく」
にっこり、と微笑んでピオニーに向けて詠唱を始める。
「天候満つるところに我はあり、黄泉の門開くところ汝あり、出でよ神の雷!
――――インディグネイション!!」
「あ――――――!!!!!」
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2007/11/3 琉嘉
こ れ は ピ オ ニ ー の 片 思 い と 言 え る ん で し ょ う か
ただの幼馴染大好き皇帝、いつもの皇帝、ブウサギ皇帝。
そして何故邪魔をする!w
ていうか牢獄で秘奥義ブッ放しちゃ駄目でしょう、しかも皇帝にっ。いいけどもっ(ぇ