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六神将の完全パロディです。
BL系は一切含まれませんが、強いて言うならヴァン×リグレットです。
では下からどうぞ。
BL系は一切含まれませんが、強いて言うならヴァン×リグレットです。
では下からどうぞ。
《ヴァン視点》
「閣下……?」
後ろから声をかけてきたのは六神将、魔弾のリグレットだ。怪訝そうな顔で私を覗き込む。
「なんだ、どうした」
私の今の格好はハートエプロン。
そして愛する我が妹、メシュティアリカのためにたまご丼を作っているところだ。
「その……たまご丼ですよね」
「そうだが……リグレット、食べたいのか?」
「え!? あ、いや……そういうわけでは……」
ふむ、そうだったな。我が妹に食べさせるのに部下には無いというのは変な話だ。
よし、こうなったら皆の分も作ろう。
「少し待っていろ。皆の分も作る」
「え? えーっと……はい」
困った顔でリグレットは戻っていく。そりゃ上司がハートエプロンでたまご丼を作っていれば引くだろう。
「よし、では作るとするか」
既にメシュティアリカの分は出来ている。冷めないうちにメシュティアリカに……。
と、その前に皆の分を作るんだったか。
仕方ない。ではまず卵をといて―――
「手伝いますよ」
その聞きなれた声に振り向くと、横にはさっき戻って行ったはずのリグレット。
真剣に卵をといている。
「リグレット? 何故……」
「閣下だけにご迷惑をおかけする気はありませんから」
そのときだけだろう。彼女が珍しくニコ、と笑った。
「そうか、すまないなリグレット」
いえ、と言って私たちはたまご丼を作り始めた。
―――20分後。
たまご丼(メシュティアリカの分を含み7人分)が完成した。
「うむ、これなら良いだろう」
「そうですね。早速皆を呼びましょうか」
頼む、と言って一息ついた。
しばらくするとリグレットが5人をつれてテーブルを囲んだ。
「たまご丼か……総長らしいといえば総長らしいんだけど」
「リグレットが手伝ったというのが意外ですね」
「美味そうだな」
「美味しそう……です」
「……ふん」
シンク、ディスト、ラルゴ、アリエッタ、アッシュがそれぞれコメントをした(アッシュのはコメントかすら分からないが)。
「いいから食べなさい。たまご丼には自信がある」
「閣下の手作りだからな、心して食べるがいい」
それから五人がたまご丼に手をのばす(アッシュは渋々だが)。
「まぁ……普通に美味しいよね」
シンクがポツリ、と感想を述べた。チラ、とリグレットを見ると小さく微笑んでいた。
こんなリグレットは、初めてだろうか―――。
「じゃあ私はメシュティアリカにこのたまご丼を届けてくるとしよう。リグレットも食べていてくれ」
そう言っていそいそとその場を離れる。今はメシュティアリカもルーク達とともに教会にいるはずだ。
すぐに食べさせることができるだろう。
案の定教会にティアはいた。
「メシュティアリカ」
「あら、兄さん。どうしたの?」
これを食べてくれ、と言ってたまご丼を渡して立ち去る。
本当はもう少し話していたかったのだが奴らが心配だ。
急いで戻ると大半がすでに食べ終えていて、何故かリグレットだけはまだ手をつけていなかった。
「リグレット? どうした、食べないのか」
「え? あぁ……閣下が戻るまで待とうかと思いまして」
それより、とリグレットが切り出す。
「閣下の分が無いですよね? 私作ってみたんですが」
す、とリグレットの手からたまご丼が手渡される。
「口に合うかは分かりませんが、良ければどうぞ」
「リグレット……ありがとう。頂こうか」
リグレットの手作り……か。意外と嬉しいものだな。
たまご丼に手をのばした。
「うむ、美味いな」
「本当ですか? 閣下」
「(……見せ付けてくれちゃって)」
「(お邪魔者は退散しましょうかねぇ……)」
「(ナタリアの手作り……いや、でもアレは……)」
「(私もイオン様に……)」
「(メリル……)」
五人が小さく溜息をついて退散する。五人の間に何かが通じたのか。
ただ、リグレットと二人になってもコレと言ったことは起きなかった。
大体部下に手を出したりしたら大変だ(意外と真面目)。
後でアッシュとディストの恋愛講座を受ける羽目になる(アッシュはナタリア愛、ディストはバルフォア博士で大分間違えていたが)。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
2007/11/1 琉嘉
哀れリグレット。ヴァンちゃん何も分かってないじゃないですか。
恋愛講座とか言っても二人がひたすら愛を語っているだけです。
ただしディストの話は誰にも聞かれていません(ェェェ
「閣下……?」
後ろから声をかけてきたのは六神将、魔弾のリグレットだ。怪訝そうな顔で私を覗き込む。
「なんだ、どうした」
私の今の格好はハートエプロン。
そして愛する我が妹、メシュティアリカのためにたまご丼を作っているところだ。
「その……たまご丼ですよね」
「そうだが……リグレット、食べたいのか?」
「え!? あ、いや……そういうわけでは……」
ふむ、そうだったな。我が妹に食べさせるのに部下には無いというのは変な話だ。
よし、こうなったら皆の分も作ろう。
「少し待っていろ。皆の分も作る」
「え? えーっと……はい」
困った顔でリグレットは戻っていく。そりゃ上司がハートエプロンでたまご丼を作っていれば引くだろう。
「よし、では作るとするか」
既にメシュティアリカの分は出来ている。冷めないうちにメシュティアリカに……。
と、その前に皆の分を作るんだったか。
仕方ない。ではまず卵をといて―――
「手伝いますよ」
その聞きなれた声に振り向くと、横にはさっき戻って行ったはずのリグレット。
真剣に卵をといている。
「リグレット? 何故……」
「閣下だけにご迷惑をおかけする気はありませんから」
そのときだけだろう。彼女が珍しくニコ、と笑った。
「そうか、すまないなリグレット」
いえ、と言って私たちはたまご丼を作り始めた。
―――20分後。
たまご丼(メシュティアリカの分を含み7人分)が完成した。
「うむ、これなら良いだろう」
「そうですね。早速皆を呼びましょうか」
頼む、と言って一息ついた。
しばらくするとリグレットが5人をつれてテーブルを囲んだ。
「たまご丼か……総長らしいといえば総長らしいんだけど」
「リグレットが手伝ったというのが意外ですね」
「美味そうだな」
「美味しそう……です」
「……ふん」
シンク、ディスト、ラルゴ、アリエッタ、アッシュがそれぞれコメントをした(アッシュのはコメントかすら分からないが)。
「いいから食べなさい。たまご丼には自信がある」
「閣下の手作りだからな、心して食べるがいい」
それから五人がたまご丼に手をのばす(アッシュは渋々だが)。
「まぁ……普通に美味しいよね」
シンクがポツリ、と感想を述べた。チラ、とリグレットを見ると小さく微笑んでいた。
こんなリグレットは、初めてだろうか―――。
「じゃあ私はメシュティアリカにこのたまご丼を届けてくるとしよう。リグレットも食べていてくれ」
そう言っていそいそとその場を離れる。今はメシュティアリカもルーク達とともに教会にいるはずだ。
すぐに食べさせることができるだろう。
案の定教会にティアはいた。
「メシュティアリカ」
「あら、兄さん。どうしたの?」
これを食べてくれ、と言ってたまご丼を渡して立ち去る。
本当はもう少し話していたかったのだが奴らが心配だ。
急いで戻ると大半がすでに食べ終えていて、何故かリグレットだけはまだ手をつけていなかった。
「リグレット? どうした、食べないのか」
「え? あぁ……閣下が戻るまで待とうかと思いまして」
それより、とリグレットが切り出す。
「閣下の分が無いですよね? 私作ってみたんですが」
す、とリグレットの手からたまご丼が手渡される。
「口に合うかは分かりませんが、良ければどうぞ」
「リグレット……ありがとう。頂こうか」
リグレットの手作り……か。意外と嬉しいものだな。
たまご丼に手をのばした。
「うむ、美味いな」
「本当ですか? 閣下」
「(……見せ付けてくれちゃって)」
「(お邪魔者は退散しましょうかねぇ……)」
「(ナタリアの手作り……いや、でもアレは……)」
「(私もイオン様に……)」
「(メリル……)」
五人が小さく溜息をついて退散する。五人の間に何かが通じたのか。
ただ、リグレットと二人になってもコレと言ったことは起きなかった。
大体部下に手を出したりしたら大変だ(意外と真面目)。
後でアッシュとディストの恋愛講座を受ける羽目になる(アッシュはナタリア愛、ディストはバルフォア博士で大分間違えていたが)。
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2007/11/1 琉嘉
哀れリグレット。ヴァンちゃん何も分かってないじゃないですか。
恋愛講座とか言っても二人がひたすら愛を語っているだけです。
ただしディストの話は誰にも聞かれていません(ェェェ
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